鎌倉ハム石井商会は、大正10年(1921年)より鎌倉ハムの製造・販売を続けてきた食品会社です。
伝統的製法である手造りにこだわっているため、あまり市場に出回ることのない本物の鎌倉ハムを造り続けています。
現社長である山口信一は、初代より数えて五代目となります。
明治7年、新橋-横浜間に開通した丘蒸気(鉄道)建設を指導した、英国人技師ウィリアム・カーティス氏により、鎌倉郡川上村に住む益田直蔵氏にハムの製法が伝授され、日本初のハムが作られました。
これが日本のハム製造の幕開けとなり、創業の地にあやかり「鎌倉ハム」と名付けられました。
大正10年に益田氏より石井商会の初代・石井嘉吉が製法と共に鎌倉ハムを受け継ぎ、現在の鎌倉ハム石井商会に至るまで三代にわたり頑なに伝統的製法を守り続けています。
自社工場では、熟練の職人の手により丁寧に良質な素材の仕込をし、桜・樫・くぬぎを主体としたチップで時間をかけてスモークしています。
この製法により外側はぱりっと、中心部はしっとりとしてジューシーな、味・品質ともに自信を持ってご提供できる手造り鎌倉ハムができあがります。
※左画像は、昭和30年頃の石井商会の工場内の様子です。